先月末に、常盤小学校で命のふれ合い授業を開催しました。生徒たちは、どの学校でも一生懸命に考えて参加者さん(妊婦さんや赤ちゃんママ)へ質問をするのですが、今回はアカデミックなものが多く、驚きました。
「へその緒の長さはどの位ですか?」
「太さはどの位ですか?」
「破水って何ですか?」
いのちのふれ合い授業までに、ご家庭や学校でしっかりお話してきてくださった事が伺えます。スタッフは大感激!!
特に、3回行ったどの時間でも、へその緒の質問が出たのが印象的でした。
授業の前半には、いのちの出会い(受精、着床)や胎児の様子について、優しく分かりやすく語りかけをします。
それは生物学的なアプローチというよりは、生まれることそのものが素晴らしいことで、自分自身はかけがえのない存在だと気付いて欲しい・・・そんな想いを伝えるため、「みんなの誕生を心待ちにして、望んでいた人たちと見えないへその緒でずっと繋がっているんだよ」というセリフを入れているのですね。
ここで、へその緒が何かを分かっていると、より深く理解できるわけです。
ブラボー!!な質問でした。
赤ちゃんの誕生について興味を持つことは、自分のこと、親のこと、友人のこと、コミュニティのこと・・・と、関心が広がっていくことでしょう。
小さな小さな種かもしれませんが、いのちのふれ合い授業を受けた子供たちが、自分を大切に生きていけるように、その芽吹きを願っています。
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